一生懸命生きた、小さな命。

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生まれた日、推定3/17男の子

まだ、へその緒が付いていました。


へその緒を切る時に母猫が誤ったのでしょうか、お腹が切れていました。

4匹の中で一番静かな子でした。


どうせ飼うなら元気な子がよくて、1

番最初に触ったということもあって

私はうるさいくらい元気に鳴く女の子を選びました。


この子は、お腹が切れてるし、怖くて触れませんでした。

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私は女の子を飼うって決めていたのだけども、ある手違いで

女の子は違うご主人の元に行ってしまいました。


飼われるはずの、この男の子が余ってしまいました。

でも、私は女の子しか触ってなかったし

男の子には愛着があまりありませんでした。

柄も顔も女の子の方が好きだし、、

なんて、選んでる自分が嫌になりました。

だって、そんなんじゃ私の夢叶わないよって


また1から里親探そうって、その間

もう1人のスタッフとお世話しているうちにというか、1度抱き上げたら可愛くなって、性別とか柄とか顔とか弱いとか関係なく

好きになっていました。


ただ、ただ守ろうと

育てようと決めました。

そこから、この男の子は私の家族。

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まず、親が子にあげる最初のプレゼントって名前ですよね。


なにがいいかな〜

なにか特長ないかな〜


探してました。



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体に❤︎見ーっけ♡

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頭にも❤︎見ーっけ♡f:id:sakaiyouko:20150403012756j:plain

お顔に八の字…


ハート


ハート


ハチ


はっちゃんにしました\(^o^)/


はっちゃんね、ミルク飲まないんですよ。与え方が悪いのか、母の乳しか受け付けないのか…


でも、飲まないと死んじゃうから半ば無理やり飲ませました。


私がお世話できない時は、先輩がお世話してくれました。

起きれないと思った2時間おきにミルクと排泄もなんだかんだ出来ました。


生まれて一週間。

私はネイルの仕事があったので、はっちゃんも連れてアパートに

ミルクを与えて

さぁ、仕事!


途中でミーミー

鳴いてるの。

泣き止んで寝たのかなって思って

から、30分後くらい

最後にミルクあげて2時間経たないくらい。

またミルクをあげようと触ったの。

いつもは、ちょんって触ったら泣くの。起こすなー!って感じで泣くの。


でもね、全然泣かなくって

持ち上げたら、体かたくなってて

口はあいてて、舌が渇いてた。


ピンクだった肉球も、白くなってた。


全然訳がわからなくて、、、


だって、ミルクあげてから2時間しか経ってないのに

30分前までは鳴いてたのに


生き返るはずないってわかってたけど、舌を濡らしてみたり心臓マッサージしてみたり、息を入れてみたり


ただただ、泣いた

ごめんね。と、守れなくて、生かせなくて


苦しかった?

って聞いた。部屋を暖かくしすぎたのだろうか?


ただただ泣いた。

自分が許せなくて

もっと、勉強しとけばよかった。

野良猫だから、強いイメージがあったの。だけど、もっと弱いって知ってればよかった。


あの時に、こうしてたらって

後悔だらけで自分が許せなくなった。


泣いて泣いて、夜。

お別れの準備をしました。

庭の木の根元を掘って

お花を入れて、お別れをしました。


いつもは、他の犬や猫の臭いを付けて帰ってきてもちょっと嗅いで

フンって行っちゃう犬のコロが

はっちゃんがくるまってたタオルの臭いをクンクンクンクン、いつまでも鼻を押し付けて嗅いでるの。


埋めて。私が少し離れて座ってお墓に手を合わせたら

コロが私の隣りに来て、座って一緒にお墓を見つめてました。


その後も、庭が穴だらけなくらい穴掘り大好きなコロだけど、はっちゃんがいる場所は臭いもするはずなのに、掘ったりしない。

いつもは、違う場所で寝てるのに、翌日ははっちゃんがいる付近で寝てました。

はっちゃんが寂しくないように、一緒にいてくれてたのかな?


そして、翌日の私はというと

泣きはらしたもんで、ものもらいになっていました。

久しぶりに眼科に行きました。

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ものもらいも治ったし、少し落ち着いてきたので

協力して頂いたみなさんに報告でした。


私の周りは、私を気遣って、

あなたのせいじゃないよって言ってくれるんだ。


4匹中3匹が同じくらいに亡くなったの。もしかしたら、そういう運命だったのかもしれない。


でも一匹は生きてるの。

そういう運命から這い上がったのかもしれない。


だとしたら…

もっと私に知識があって、もっと責任をもっていたら

運命は変えれたのかもしれない。


だから、私のせいではなかったとしても。

私が救えられた命もあったかもしれない。


自分が飼ってるペットや、周りの人にも、自分にも

いつ何が起きるかわからない

だから、後悔しないように。

やりたいことがあるならやって、

伝えたい気持ちがあるなら伝えて、

心も体も健康に幸せであるように、

毎日生きて。


そんなことを教えてくれた

はっちゃんでした。


ありがとう。